「衛生設備(水)」vs「空調設備(空気)」どっちを専門にすべき?仕事のキツさと将来性を徹底比較
設備屋としてのキャリアを考える時、必ず迷うのが「水と空気、どっちをメインにするか」です。
大手サブコンなら部署が分かれていますが、中小の工事店では「どっちもやるけど、得意なのはこっち」というスタンスが求められます。
「汚いのは嫌だ」「電気は苦手だ」
そんな食わず嫌いで決める前に、それぞれの特徴と「稼ぎ方の違い」を知っておきましょう。
1. 仕事の「中身」を比較
同じ配管工でも、求められるスキルセットは全く異なります。
| 項目 | 衛生設備(給排水) | 空調設備(冷暖房・換気) |
|---|---|---|
| 主な敵 | 「勾配(傾き)」と「水漏れ」 下水は自然流下なので、勾配確保が命。 |
「重量」と「電気」 機器が重い。電気配線や制御の知識が必須。 |
| 汚れ・環境 | 汚いこともある。 リフォームや詰まり対応では汚物に触れる覚悟が必要。 |
比較的キレイ。 天井裏作業が多い。ホコリっぽいが汚物は扱わない。 |
| 繁忙期 | 通年安定。 生活インフラなので季節を問わず仕事がある。 |
夏と冬が地獄。 エアコン需要が高まる時期は休みなし。春・秋は暇。 |
2. 「独立のしやすさ」なら衛生設備
独立を目指すなら、衛生設備の方がハードルは低いです。
「トイレの水が止まらない」「蛇口から水漏れ」といった一般家庭からのSOSは尽きることがなく、軽トラ1台と工具があれば即日開業できます。
「小回りを利かせて、現金商売で稼ぐ」スタイルに向いています。
3. 「単価の高さ」なら空調設備
一方、空調は機器代金が高いため、1件あたりの工事単価が大きくなります。
特に「業務用エアコン(パッケージ)」や「ビル用マルチ」を扱えるようになれば、オフィスビルや店舗からの受注で大きく稼げます。
ただし、フロンガス回収の資格や高価な真空ポンプなど、初期投資と知識が必要です。
まとめ:あなたの性格に合うのはどっち?
- 衛生(水)向き: 細かい作業が得意。汚れることを厭わない。お客様と直接話して「ありがとう」と言われたい人。安定志向。
- 空調(空気)向き: メカや電気が好き。重いものを持てる体力がある。季節による波があっても、一発大きく稼ぎたい人。
もちろん、最終的には「両方できる多能工」が最強ですが、まずはどちらか「軸」となる専門分野を深めることをおすすめします。
迷ったら「体験」してみるのが一番。
キャリア研修では、衛生・空調それぞれの現場体験や、現役職人からのリアルな話を聞くことができます。
一生の仕事を決める前に、一度現場の空気に触れてみませんか?